次にご紹介するアルルの
世界遺産は、「
円形闘技場」です★
紀元前2世紀ごろに造られたというこの円形闘技場は、本場ローマのコロッセオよりも古く、
フランスで最大規模の闘技場なのだそう。
保存状態は極めて良好で、今でも闘牛場やオペラ、野外劇場として現役で使われているというから驚きです!
街を歩いていると、2層のアーチで構成された高い外壁が現れました!↓
まさに古代へタイムスリップしたような光景に、思わず息をのみます。
高さは21mあり、60のアーチで囲まれているのだそうです。

さっそく中へ潜入~!
通路は、こんなふうに暗くて不気味なトンネル状になっていました↓
5世紀末まで剣闘士の闘技、猛獣との格闘が行われたらしい。。
・・うぅむ、まさに
グラディエーターの世界・・。

展望塔へ上がる途中、アーチを内側から見上げたところ↓
もともとは3層構造だったそうです。(最上階が失われてしまった)
この堅牢な建造物は、中世には要塞都市として使用され、中には2つの礼拝堂と212軒もの民家があったそうです(!)
一体どんな風に密集していたのでしょう?!
闘牛場として復元されたのは19世紀になってからとのこと。

そして、闘技場内部の全景はこちら★
直径は136m、幅は107mで、ニームの円形闘技場よりもやや大きいらしい。
観客席は
2万人を収容できるそうです。
一昨年見た
マラガの闘牛場に比べたら、こぢんまりとして感じましたが、建物としての歴史が違います!

闘技場の
展望塔からは、美しいアルルの街並みが一望できました!
南仏らしい赤茶けた屋根が連なり、ローヌ川も望めました。
こうやってみると、本当に小さな街だな~と実感しました。
しかし、アルルの世界遺産レポートはまだまだ序盤です★