今日、仕事で池袋を歩いていた時、いつもは見過ごしていた一軒のお店が目に留まりました。
「
宮城ふるさとプラザ(COCO MIYAGI)」・・
宮城県のアンテナショップです。
その辺りは普段、ティッシュ&チラシ配りの兄ちゃんが数名立ちはだかっていて、ちょっと歩みを弛めようものなら配布攻撃の餌食になってしまうデンジャラスゾーンなのです・・!
そんなワケで、アンテナショップに興味はありながらも、いつも足早に通り過ぎていたのでした。
・・ところが、今日は全く様子が違いました。
いつもの兄ちゃんはどこかに消え、義援金の募金箱を抱えた人々が整列し、声を上げて募金活動をしていたのです☆
そうか、ここは宮城のアンテナショップだったんだな、と再認識しました。
宮城県は、東日本大震災で最も被害が大きかった場所。
募金するだけでなく、何か買えばそれも支援になるかなと思い、ふらりと立ち寄ってみました。
すると、思いもよらない光景が・・☆
三陸の海産物が山のように積まれているではありませんか!
新物のわかめ、めかぶが入り口すぐ脇の特設カウンターにずらりと並んでいました。

わたしは、
三陸産のわかめが大好物なんです★
しかし、この震災の影響で手に入らなくなるなぁ、と諦めていたのでした。
信じられない気持ちで、わかめの袋を手にしていると、半被を着た販売員のオジちゃんに声をかけられました。
「それはねぇ、
千葉そごうの宮城物産展用に確保していた商品だったんだけど、地震で中止になって、ここにやってきたんだよ」と。
"
新物"シールが貼られたその「
三陸産さしみわかめ」は、まぎれもなく今春に収穫したもの。
被災を逃れた、生き残りわかめだったのです!
さらに、オジちゃんは語ってくれました。
「わかめの加工所は海岸沿いに並んでいるから、津波で全部やられちゃったけど、従業員は避難していてみんな無事だったんだよ」
「避難所に手助けに行くよと言ったんだけど、来ても何もできないから来なくていいって言われちゃってさ・・・」
それで、オジちゃんは現地に思いを馳せながら、わかめの販売を一生懸命やっているというワケだ!泣かせるじゃねぇか!(ToT)
そして、たっぷり用意された試食のわかめをわたしに勧めてくれました。
肉厚で歯ごたえあって旨いよ!と言って。
楊枝でつまんで口に含むと、ふわりと磯の香り、ほのかな塩味、シャクシャクとした食感。うまし!
最初から買うつもりでしたが、本当に美味しいわかめに出会えた喜びを噛みしめながら、レジに並びました。
オジちゃんの店は、
南三陸町の「
千葉長十郎商店」でした。
あとでホームページを見て知ったのですが、「
千葉長十郎商店の南三陸海産祭り」というイベントで、ちょうど3月28日(月)かが初日だったみたい!
道理で、商品がたくさん並んでいたワケだわ♪
終了は
4月3日(日)までですが、なくなり次第終了してしまいますので気になる方はお早めに!

夜はさっそく、家でカンタンに料理してみました☆
作ってみたのは、「
わかめと新たまねぎのサラダ」です♪
「ゆずぽん」に煎り酒を加えて作った、特製ドレッシングをかけていただきました^^
実に美味しい・・本当に美味しい・・。
このわかめは世界に誇れる味、
絶対に復活させて欲しい!と心底思いました。
三陸の海産物が復活するまで、どれだけの時間がかかるか分からないけれど、いつかまた必ず全国の食卓を彩ってくれることを信じています★
三陸のみならず、被災地すべての産業がきっと鮮やかによみがえることでしょう。
その時をわたしたち消費者も楽しみに待っています♪ 一緒に頑張りましょう!!